約30年前 漢方薬局 桂林堂薬局開設に対して思うこと

東京、中目黒に漢方薬局を開業して早、約30年近くが過ぎました。
20代での漢方薬局、開業はいつも手探り状態で、お客さんの数も少なく、暇な毎日を過ごしていたのを記憶に残っています。
漢方問屋の担当がきても、商品のことよりも、話し相手(とにかくに暇でした)として求めていたと記憶があります。

日中国交正常化後のせいなのか、1980年代(バブルもあるかも)はわりと漢方ブームで、開業前に勤めていた三茶の漢方薬局では、1日分が高くても(エキス剤1日分5.600円、せんじ薬は800〜900円)皆さん漢方薬を必死に服用していました。

開業する前に2年勤めていたこの店の店主、歴史のある漢方薬局の2代目店主ですが、漢方薬漢方薬局に興味がないらしく、勤め始めてからすぐに、漢方経験者だということで、自由自在に漢方処方が選択でき、その2年間での漢方薬局経験が、東京中目黒での漢方薬局開業に自信が出来たのだと信じます。

自由にやらせてくれた(責任もありますが)おかげで、お客さんの服用後の反応(効いてるのかいないのか)がはっきりと確認出来、20代の東京中目黒で漢方薬局開業をプッシュしたのだと思います。
30年前の時間は、中目黒を激変させました。地元のお年寄りだけの街が、今では20代が中心の街えと変貌を遂げました。
桂林堂薬局も、ニキビや生理不順、不妊症、片頭痛うつ病多汗症等、座骨神経痛などの漢方相談が増えたことです。街の変化とともに、漢方薬局として変化しながら生きています。