桂林堂薬局漢方薬局 東京、漢方薬探訪、遠志と山棗仁で精神安定のお手伝い

桂林堂薬局漢方薬局 東京、漢方薬探訪、遠志と山棗仁で精神安定のお手伝い

神経を病む人が増加している影響なのか、桂林堂薬局でも、遠志と山棗仁の消費が過去10年前と比べ数倍になっています。
漢方処方を使用するに至らない方にとても便利に利用できるパプリのようで、うつ病やパニック症、自律神経失調症等の神経病の漢方対策で役に立つのが遠志・山棗仁です。

遠志は、ヒメハギ科イトヒメハギの根原料桂皮酸、成分はキサントン誘導体、脂肪油などです。
神農本草経や名医別録などでの生薬分類法、上品(不老長生薬)に分類されています。
薬理作用・鎮静・催眠作用・抗痴呆作用・抗消化性潰瘍作用・去痰作用・環状ヌクレオチドに対する作用・インターフェロン誘起作用・抗腫瘍作用などがありますが、漢方専門、桂林堂薬局で主に遠志を使用する目的は鎮静・催眠作用・抗痴呆作用です。
適応・不眠症・健忘症・驚悸とあり、高ぶった神経をしずめて精神の安定効果に優れているようです。
そのほか、精神安定に用いられ、神経衰弱や病後の、不眠・動悸・身体があつ苦しいなどの症状に適用します。

山棗仁【出典】…神農本草経【三品分類(中国古代の分類)】上品(不老長生薬)に分類されています。
【薬効】…鎮静作用 催眠作用 鎮痛作用 血圧降下作用 体温降下作用 などがあります。
酸棗仁・知母( チモ) ・茯苓(ブクリョウ) ・川芎甘草で構成されている漢方処方山棗仁湯は、心身共に憔悴した不眠症に有効です。
山棗仁は神経強壮、鎮静に、また催眠薬として、心因性神経性の不眠症や健忘症、口渇、虚弱体質者の多汗症などに応用可能です。

このように漢方医学は2000年前から睡眠薬が使われた実績があり、副作用の心配もなく利用が出来ると信じています。