神経症の漢方、自閉症に対する漢方治療の長期観察症例報告から、桂林堂薬局、漢方薬]漢方薬局東京、東京都 漢方薬局の日常

大柴胡湯や抑肝散加陳皮半夏湯と幾つかの漢方がそれらの改善に効果的であること、報告は自閉症の家族によるこの治療に対する2001年12月の評価だそうです。
年齢は2才4か月から32才までと幅広くなっています。服用期間は2か月から約10年間です。

効果が認められた症状-----女性6名、男性68名の内、50パーセント以上の改善率は男性では睡眠障害100%、多動92.5%、癇癪88.3%,パニック95.6%、自傷82.1%、突然の暴力89.5%、同じ状態に対する固執74.4%、強迫的行動65.2%、儀式的行動95.5%、理解力86.2%、コミュニケーション85.3%、会話能力32.4%、グループ活動の参加76.2%などです。予想以上に漢方処方がこのような病気にも効果があることが理解できます。
このような現象は自閉症の緊張が緩んだことを示唆しているともいえます。他の問題は徐々に改善し、何故ならば、彼らは彼らの緊張が緩んだ後にそれらを学習するからだそうです。
特に、コミュニケーションの改善は、自閉症にとって最も困難な問題の一つであり、漢方の効果のメカニズムは明確に理解されていなくても、漢方は現在の他の精神安定剤よりも自閉症の情緒障害の改善に最も貢献する薬剤であると推測できます。
大柴胡湯・抑肝散加陳皮半夏湯の解説は今後、ゆっくりとさせていただきます。

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