増加している神経を病む人たち

漢方薬は30年以上前から更年期障害に頻繁に使用されて来た実績があります。



更年期障害の代表的な症状は、異常な発汗にのぼせ・やたらとイライラしたり不安になったり、やる気が起こらなったりなど、そのほか、めまい・動悸・頭重感・不眠・抑うつ感情などを訴える方も少なくありません。
家事の時間が激減して主人に怠け呼ばわりされる方も多く、この状態が2〜3年続く方もいます。



更年期障害に漢方処方が使用され始めた頃、”肝鬱”の治療薬、加味逍遥散が真っ先に使用されました。

肝鬱

=(イライラする・怒りっぽい・のぼせ・鬱うつする・不安・不眠・貧血傾向などの状態)の症状と、更年期障害・自律神経失調の症状は重なる部分が多く、その結果、加味逍遥散が多く処方され始め、更年期障害によく効いたという事実から、”更年期障害には漢方薬を”という風潮が生まれました。
今では男性にも更年期障害があり、国民病の様相を呈しています。男性の鬱は仕事上のトラブルや、人間関係が主な要因になっているケースが多く見られます。