漢方薬局 東京、漢方薬局の日常 多汗症、赤面症をどう漢方薬的に解釈 その1

漢方薬局 東京、漢方薬局の日常 多汗症、赤面症をどう漢方薬的に解釈するのか
漢方薬専門、東京目黒 桂林堂薬局でも問い合わせ内用で多い部類に入る多汗症や赤面について

多汗症

かきたくないのにたくさんの汗をかいてしまう多汗症
夏場などといった汗をかきやすくなる時期には、なおさら気になってしまいます。


そんな多汗症に関して、基礎的な知識から原因、更には対策法に至るまで、細かく紹介いたします。

多汗症と一言でいっても、実はその種類は多岐に渡ります。

全身に生じる全身性多汗症・脇など気になる部分に発汗が集中する局所性多汗症・辛いものを食べた際などに発生する味覚性多汗症
生理などが原因となる女性のみに発生する福乳多汗症などがあるようです。

多汗症対策に関して、現代においては様々な方法があり

効果的な治療薬から、マイルドで副作用の少ない漢方薬など、またボトックス・電気分解法・インフォレーゼ法・イオン浸透治療法などがあるようです。

多汗症の原因には様々なものがありますが、その中でもやっかいなものが、ストレスです。

漢方薬局に相談に来られる最近ここ10年来の多汗症は、ほとんどが、”気虚”の多汗症を除いてストレスが原因のものがほとんどです。
それは、多汗症の原因になるだけでなく、色々な病気や症状の原因にもなるものだからです。
うつ病自律神経失調症・パニック症・過敏性大腸炎・偏頭痛・ニキビ・アトピー性皮膚炎などもストレスが関係しています。

ストレスによる多汗症は、緊張を感じた時、不安を感じた時などに汗をかきます。
汗は、手のひら、足の裏、脇の下、顔、頭部などに出ますが、普通の人より多く汗が出ます。

また、お酒を飲んだ時にも汗をかく量が増えることがあります。
食生活も多汗症に深く関係しているようですね。食生活の傾向として、肉類や脂が多いものを好んで摂取している人には、多汗症の人が多いそうです。
食生活が多汗症に関係してくる理由は、体の体液が酸性になることによって汗の臭い、体臭が強くなることがあるからです。
肉類や脂っこい食べ物、糖分を摂取すると、体の体液が酸性になります。

香辛料もまた、汗腺を刺激するので、多汗症の原因になることがあります。
毛深い人も多汗症になりやすいと言えます。
どちらも、汗腺が刺激されることが原因になり、多汗症になるようです。

ストレスや食生活が多汗症の原因になってしまうこともあるので、多汗症対策をするためには、このような原因になるようなことを解消していくことが重要です。

漢方薬局における、ストレス性多汗症に利用される漢方処方はその2で解説いたします。