漢方薬]漢方薬局東京、東京都 漢方薬局の日常 桂林堂薬局が糖尿病に良い生薬見つけました

2011-10-13
テーマ:漢方薬局が考える糖尿病漢方薬

桂林堂薬局が糖尿病に良い生薬見つけましたから

最近ここ10年ほど、増加しているのが糖尿病や血糖値が高めの方です。

アルコール飲みすぎに、食生活の不摂生、それにストレスや運動不足状態が続きますと糖尿病になる確率が高くなるといわれています 

千種類ほどある漢方生薬の内、糖尿病や血糖降下作用のありそうな生薬の説明をいたします。



八味地黄丸・杞菊地黄丸等の主要成分地黄とは
地黄はゴマノハグサ科カヤジオウなどの根 のことで、色は真っ黒です。
地黄の主要成分は、イリドイド配糖体 catalpol, aucubin・ステロールβ-sitosterol・糖・糖アルコール・ アルギニンどのアミノ酸など は含まれています。

薬理作用は・利尿作用・緩下作用(マイルドな下剤作用)
・血糖降下作用・血流増加作用・血圧降下作用
・免疫調節作用(マクロファージ細胞の活性化など)・変異原清抑制作用
・抗腫瘍作用・性ホルモンヘの作用
などがありますが、やはり血糖降下作用が一番期待できます。

但しこの地黄、胃腸障害のある方、胃腸の弱い方、下痢気味の方などは、分量を少しだけにしたいものです。
腰痛・足腰の弱い方用の漢方処方、八味地黄丸の主要成分がこの地黄です。
また、杞菊地黄丸の処方のベースになっているは、六味地黄丸で、優れた補腎薬で、体力低下や疲労感、足腰の弱りなど、腎機能低下に伴う諸症状を改善してくれます。

そして、同時に、衰えている肝の機能も高め、目の健康改善にも貢献してくれるのです。
疲れ目、かすみ目、涙目、乾き目、視力低下など、目の諸症状に効き目がある処方で、白内障緑内障、視神経炎、脈経絡炎などの眼病にも応用されます。


山薬は日本では山芋のことで、デンプン、糖蛋白質アミノ酸、コリン、糖類が主成分です。

効能滋養作用:強壮作用や下痢止め作用、男性ホルモン増強作用、去痰作用、血糖降下作用、放射線障害防護作用等があります。

血糖降下作用は弱くて持続的に安定させるようです。その為にかなり長期間利用しないと意味がなさそうです。

漢方系生薬は数千種類あり、じっくりと調べてゆけば、GOODな糖尿病生薬を見つけることが出来そうです。

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