漢方薬局東京、漢方薬局 桂林堂薬局の日常から、人気漢方薬探訪、認知症に応用の漢方薬抑肝散加陳皮半夏湯

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うつ病を含めた漢方薬相談は、漢方薬局、桂林堂でも最近増加している相談内容で、日頃から気になる病気に一つです。
病気というよりも、いわゆる状態、うつ状態とか、抑うつ状態、ストレス状態、不安・無気力状態などと表現したほうが良いかもしれません。
それぐらい、このような状態に陥っている人の多さに驚きます。
あくまで林堂薬局の考えですが、それらの方達は、病気の一歩手前をうろうろしているのにすぎないのではないかと。
漢方薬は簡単に言ってしまえば現代医学のような、病名のない時代に完成された医学(すれでも2000年以上は支持されながら生き残っています。)のため、その方の病気の状態(首訴・顔色・舌・触診)を調べながらその方の病気(状態)に、ほぼピッタリあった漢方処方を選択します。
病気の一歩手前のうつ状態などには、真っ先に漢方薬を選ぶべきで、神経内科へは、そのあとでも遅くはないと思います。

人気に処方簡単解説
★抑肝散加陳皮半夏は、神経の高ぶりをおさえ、また、筋肉の“こわばり”や“つっぱり”をゆるめて、心と体の状態をよくします。吐き気や食欲不振にもいいです。
具体的な症状としては、イライラ感や不眠などの精神神経症状、あるいは、手足のふるえ、けいれん、子供の夜なき、ひきつけなどに適応します。いわゆる“疳”の強い子供にも好んで用いられます。虚弱な体質で、腹直筋が緊張していることも使用目安です。
神経症、更年期神経症不眠症、高血圧または動脈硬化による神経症状、小児夜啼症などに応用されています。

応用、認知症
.抑肝散加陳皮半夏が症状認知症に応用した症例---------認知症の周辺症状を抑える。a. 暴力徘徊:認知症患者14名(脳血管性6名、アルツハイマー病6例、混合型2名)に抑肝散加陳皮半夏の7.5gまたは15gを1日3回にわけて服用させたところ、認知症の周辺症状のうち、特に暴力・暴言、夜間徘徊、大声などの陽性症状が軽減したと報告されています。
抑肝散加陳皮半夏湯の処方構成:柴胡(サイコ) 川芎(センキュウ) 釣藤鈎(チョウトウコウ) 蒼朮(ソウジュツ) 川芎(センキュウ) 陳皮(チンピ) 半夏(ハンゲ) 陳皮(チンピ) 茯苓(ブクリョウ) 牡蛎・竜骨・当帰(トウキ) 半夏(ハンゲ) 甘草(カンゾウ) 甘草(カンゾウ
桂林堂薬局でも、現在数例ありますが、いずれの症状も良いとの報告を受けています。

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