[漢方薬局 [漢方薬] 桂林堂薬局 東京、東京都 漢方薬局の日常 から、牛黄・熊胆の併用は.あの片仔廣に勝てるか

漢方薬局、漢方薬が専門の桂林堂薬局は、7.8年ほど前までは、C型肝炎、肝硬変などの肝臓病、それに糖尿病対策を重点的に行ってきました。
漢方薬は、ウィルス量が多く、ある程度年月が過ぎたインターフェロンが当てはまらない、免疫力が低下した高齢の肝臓病(主にC型肝炎と肝硬変)の方には漢方薬の出番があり、免疫力アップ、体力維持、それに肝臓の状態を良くする等が治療目標で、数十例ほどの患者さんに漢方薬をお出ししてきました。

それでも、肝臓病はC型肝炎だけではありません、若い人に多いアルコール性肝炎、B型肝炎、肝臓病の解毒能力低下等も漢方薬の出番があります。
今回そこで、中国の超高価な片仔廣(10粒48000円〜60000円)に勝てそうな漢方薬を考えてみました。
それが、牛黄・熊胆で、いずれも動物の天然生薬です。

大学の研究によるとゴオウは肝臓の血流量を増やすことが確認されています。つまり血流が増えることで、肝臓に流れる薬物の量が多くなると考えることが出来ます。
このことは肝臓に効く薬とゴオウを一緒に使えば、薬の効果が高くなると考えても良いとおもいます。
一方で肝臓は薬物などを解毒する働きもあり、肝臓に大きな負担がかかることも考えられます。事実、京都府立医科大学の研究でも、肝障害性の薬物とゴオウを組み合わせると肝臓の機能が悪化しています。
ただ、ゴオウ単独では悪化した肝機能が熊胆(クマノイ)を組み合わせると、逆に改善するのです。
このことでゴオウと熊胆を組み合わせると肝臓の負担を減らしながら肝臓に薬物を届けることができると考えられます。

例えば肝臓ガンの場合、抗癌剤の副作用を軽減しながら、肝臓では抗癌剤の効果を集中させ、なお肝臓の負担も軽くしなくてはならないという矛盾したような方法が可能だと思うのです。
ゴオウも熊胆も、高価な生薬であり誰でもできる方法とは思いません。ただ、大学の研究では、どのような治療でも肝機能の改善しなかったケースにゴオウと熊胆を使用したら、見事に肝機能が改善したこと、その後使用の中止で悪化し、再使用で再び改善したことを報告しています。

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