現代人にとって避けて通れない肝気鬱結症状、ストレスイライラを漢方で考えると、漢方薬局 東京、目黒区桂林堂薬局、漢方薬局の日常から

自分が漢方薬を学んだのは30年ぐらい前のことですが、漢方医学中医学とも言われています)には体系的・理論的に分類された中医学を中心に学ぶグループと、傷寒雑病論・金匱要略等の原典医学書をもとに漢方を学ぶグループに分けられていました。

大学卒業後、桂林堂薬局開業前に中医学を約3.4年間、勉強したことで現在があるわけです。
その中医学を学び始めたころ、一番覚えやすかったのは”肝気鬱結”という漢方医学用語です。

この肝気鬱結というものは、いわゆる更年期障害自律神経失調症にストレス、イライラ、怒りっぽい状態のことを指します。
就職したころの新人は、ほとんどの人が経験する神経症状ではないでしょうか。

現代人は社会生活において、人間関係や仕事の関係などで自分の意思に関係なく、思い通りにいかない場合に遭遇します。

そのときに、不満を吐き出す事ができる場合はよいのですが、普通の大人はこうは行きません。仕事に不満があっても、人間関係で悩んでいても、自分の胸の内にしまいこんでしまう事のほうがたくさんあります。発散して気分転換したいのですが、それがヘタでズウーッとしまいこんでしまうという事が多々あります。

こういった状態を『肝気鬱結』といいます。
これが続くと顔の表情も暗くなり、なんとなく冴えません。お腹にガスがたまってオナラがよく出ます。気鬱になり、なんとなく『グズグズ』いいます。その一方、一つの事に対してはものすごく神経質になります。何か変な夢を見たりします。

こんなストレス解消がヘタで気分がさえない方に、漢方は体の面と気持ちの面との両方からアプローチする術をもっています(心身一如) 。処方としては【香蘇散】、【抑肝散加芍薬黄連】、【柴胡加龍骨牡蠣湯】、柴胡桂枝湯、桂枝加竜骨牡蛎湯等、加味逍遥散、帰脾湯などいろいろ考えられます。

肝気鬱結で起こりやすい病気です、思い当たるフシがある方は、漢方薬局へ一度相談に行くことをお勧めします。

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喉頭炎・心臓神経症・高血圧症・・慢性肝炎

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月経前症候群・月経困難症・耳鳴り・脳血管性痴呆・脳卒中後遺症・尿道症候群・肩こり・慢性扁桃炎・男性の性機能障害・乳腺症・口腔、口唇乾燥症