受験ストレスなどによる過敏性大腸炎の改善例

便秘と下痢を繰り返す過敏性大腸炎で悩んでいる高校生は、外出などの環境変化によりで悪化
受験真っただ中で、ストレスをためやすい性格のようです。

受験を控えているこの高校生(男性)は、受験の心配からストレスがたまり、塾に通う途中で腹痛と下痢の症状を訴えるようになり、この症状・状態は慢性化してしまった。その後、外に出てバスに乗ることが怖くなり(腹痛・下痢が起こらないかと)、その後桂林堂薬局に来店。
漢方薬服用5約ヶ月ほどになるが、服用1ヶ月から徐々に効果が現れ始め、また、受験も無事合格したようです。

処方解説:本来は、風邪(発熱性疾患)の中期にみられる、往来寒熱・心下部(胃のあたり)のつかえ・悪心・嘔吐・いらいらするなど・口が苦いなどの半表半裏証(少陽病)=(難しい漢方用語ですみません、今後解説してゆきます。)症状に、腹部膨満感・腹痛・便秘あるいは下痢の裏熱(陽明病)をともなうものに用います。
これが2000年後の現在、ストレス性の過敏性腸炎に応用して見事に全体症状が解消されています。

舌質は紅・舌苔は黄・脈は弦で有力。