漢方薬局 東京、東京都 桂林堂薬局の日常、自律神経失調症を考える

漢方薬局 東京、東京都 桂林堂薬局の日常、自律神経失調症を考える

漢方薬局で相談内容の最も多いのが、自律神経失調症漢方薬相談です。
この病気の相談は古く、40年位までさかのぼると思います。
また、自律神経失調症という病気がなければ漢方薬ブームもなかったし、経営的にも悪影響を与えていたんだと思います。

めまい、冷や汗が出る、体の一部が震えたり、緊張するようなところではないのに脈が速くなる、血圧が激しく上下する、立ち眩みする、耳鳴りがする、吐き気やむかつき、頭痛、微熱、過呼吸、生理不順といった身体症状から、人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状が現れることも多い。

自律神経失調症には様々な症状があり、どの症状がどれだけ強いのか弱いのかは患者それぞれである。そのため患者によっては、その他の症状はあまり強く現れないにもかかわらず、ある特定の症状のみが強く表れる場合もあり、症状は実に多岐に亘る。

自律神経失とは
自律神経とは血管、リンパ腺、内臓など自分の意思とは無関係に働く組織に分布する神経系のことであり、呼吸や代謝機能、消化機能、循環など、体にとって最重要な働き、自分の意思とは無関係に生命活動の維持やその調節を行い、絶えず活動している神経です。

交感神経は代謝、消化などの生命活動を活発にする働きをし、副交感神経は交感神経とは全く逆の働きをする。人体ではおよそ12時間交代でこの二つの神経の優位が入れ替わるとされているが、夜更かしやストレスなどで脳を休める時間が減ると自律神経が興奮し、結果的に交感神経と副交感神経の優位入れ替わりのバランスが崩れ、自律神経失調症となるとされている。

副交感神経はリラックス神経とも呼ばれ、毎日の生活スタイルで夜更かし・ストレス生活・攻撃的な態度を続けていると常に交感神経優位になり、自律神経失のバランスが崩れるということです。現代人は24時間営業の仕事をされている人も多く、いわゆるコンビニ生活は神経が休まる時間も少なく、どうしても交感神経優位になり、自律神経失調症の方が多いのだと推測できます。



自律神経失調症チュク
     頭痛もちである。          朝、起きると疲れている。
腰痛もちである。           冬でもひどく汗をかく。
肩がこりやすい。          いつも胃の具合が悪い。
めまいがする。フワフワ感     2回以上気を失ったことがある。
のどがつまる感じがある。咽喉の梗塞感など    皮膚がとても敏感だ。
手足が震える、しびれる。     乗り物に酔いやすい。
胸が圧迫される感覚がある。     夏でも手足が冷える。
下痢・便秘になりやすい。     耳鳴りがよくする。
体がだるい。          足や腕がだるい。
動悸が気になる。          気候の変化で体調が変わる。6個以上あれば注意、失調の可能性大